はじめての方へ

さまざまな悩みや症状

当院では、厚生労働省のメンタルヘルスページなどに提示されている症状や病態による分類だけでなく、現在の困り方や悩み方によって、以下のような分け方を用いています。

1) 主に体調や不安の症状、行動、気分、考えのクセの悪化でお困りのケース

【具体例】
  • 眠れない、朝早く目が醒めてしまう、夜中にたびたび目が醒める(不眠早朝覚醒・中途覚醒)
  • 不安・焦り・パニック
  • 恐怖感(高所・閉所・人ごみ・病気など)
  • 過度な緊張・神経過敏
  • 神経的な体調不良
  • 過食・拒食症
  • 引きこもり
  • 潔癖や確認グセの悪化
  • 強迫観念(ぐるぐる同じことを考えてしまい、生活が行き詰まる)
  • 抑うつ気分
  • 落ち込む出来事に耐えきれない。時々涙が出てしまう。いつもは思わないのに、死にたくなる。疲れが取れない。もうダメだと思う、など……

2)性格や人生の悩み

【具体例】
  • ささいなことが気になる・くよくよしやすい
  • イライラしやすい・元々過敏なほうだ
  • 仕事がうまく回らない
  • 生きづらいと感じる・生きている意味が分からない
  • 恋愛や結婚の悩み
  • 友人や同僚との人間関係がうまくいかない
  • 受験や仕事であとひと踏ん張りができない・努力の方法や意味が分からない など・・・

こうしたことで悩んでいる場合、周囲に相談したり、書籍やネットの情報を読んだり、内科などの病院や一般のカウンセリング機関に相談してから、当院のようなメンタルクリニックを探される方が多いです。当院では、3分診療でも高額でもなく、お薬だけでも、単純すぎるアドバイスだけでもない診療や相談を心がけています。

平均的な診療よりしっかり時間をとり、平均的な心理カウンセリングより低い料金で提供できるよう、さまざまな工夫をしています。

 *保険診療でのカウンセリング時は時間予約料が必要です。

予約を検討する

上記のどの場合でも、最初は電話かネットで予約して来ていただくことになります。

ただ、そもそも「こんな症状でメンタルにかかってよいの?」「お薬は必要ないと思うけど、カウンセリングルームではなくてクリニックに相談する意味があるの?」など、予約するかどうかで迷う方も多いようです。

当院ではそのような場合、お問い合わせいただければ予約や初診の前にご相談に応じることも可能です(現在のところ、お問い合わせは電話のみでの対応です。折返し対応のため、1日お待たせすることもあります)。

実際の予約以下のボタンからお願いします。

初回の相談・診療

料金の目安もご覧ください。

事前相談の有無に関わらず、初回の診察は以下のような流れになります。

  1. 簡単な問診

    症状や悩みの概略をうかがいます。

  2. ゆとりをもった診察や相談

    実際にお会いした時に、軽症か重症か、おおよその治療見込み、具体的なアドバイスが必要か、もしくはじっくり話を聞いていくか、などの判断をします。また、患者さんがご自身で思っていたことと、医師の判断が違うケースもあると思います。それらの判断や相談のため、時間を長めにとっています。

  3. 判断や方針をお伝えします。

    初回で断定的な病名が付けられるかは場合によりますが、どのような状態や気持ちで構えたらよいかをお示しします。また、お薬を使ったり、休みを取ったり、継続的な相談・カウンセリングを行うかについて、こちらの考えを示した上で、相談して決めていきます。

  4. 必要であれば、診断書発行や他の機関との連携も行います。

  • ※1:特別な場合を除き、初めての診察は十分時間をお取りして、来院にいたった経緯をお聞きします。そのため、診療から会計まで1時間前後はかかります。
  • ※2:前におかかりになっていた病院がある場合、診療情報提供書をお持ちいただくと初診時間を短縮できることがあります。その場合でも、医師がよほど病状が安定していると判断した場合を除き、処方日数は2週間以内になることが多いです。
  • ※3:当日のほかの患者さんの病状によっては、どうしてもお待たせする場合があります。長時間お待たせした場合は、当日の予約料は不要となります。

継続しての相談・診療の方法

料金の目安もご覧ください。

継続して当院におかかりになる場合、これまでの経験から、およそ以下のような方向づけになることが多いです。その方に合った方法を相談して決めていきますが、経過を見ながら変更があればお伝えしますし、気になる点があれば患者さんからも医師に伝えてください。また、できるだけ待ち時間を短くし、必要な診察時間を確保するため、一部自費での時間予約料という制度を導入しています。

[1]一般診療だけで済む場合

一般の病院の通院と変わりありません。症状経過を報告いただき、処方と過ごし方のアドバイスをします。ただし、メンタルのお薬はどうしても反応に個人差があり、効果判定にも時間がかかるため、しばらくは丁寧に様子を見させてください。また、不安に思ったときにはすぐに対応できるよう努めています。

[2]医学的治療が中心だが、処方調整や病状判断に丁寧さが問われる場合

状態や状況が微妙だったり複雑だったり、対応に繊細さが必要だったり、配慮を要する場合です。生活や気持ち、考え方を詳しく聞きながら検討する必要があるため、診療から会計までの時間が、最低でも30分以上かかります。

[3]日常生活(通学や出勤)をしばらく休んで様子を見る場合

休息をとった方がよい場合です。軽症の方であれば、およそ1~3週間お休みされる方が多いです。疲弊が強い方や、つらくて涙が出てしまうぐらいの方ですと、1か月~数か月間のお休み(療養)が必要になります。神経過敏症状が持続的に見られる場合は、もっとかかることもあります。

これまでの経験から、初めの数週間は週2回、しっかり養生するのが良い時期は週1回、身体を動かして病状を確認したり、その後きちんとしたリハビリを行う間は週2回以上の通院になることが多いです。また、在宅療養を必要とする場合には学校やご家族、会社の人事または産業医の方と連携を取りながらサポートする方針です。

*療養初期に診療・相談の間隔が空きすぎると、目安を見失いやすく、無理をされる方が多い印象です。

学業や仕事を一時的にでも止めたり、療養・通院に時間や費用がかかることを考えると休むのはなるべく避けたいことと思います。このままでは危うい、と思ったら、まず周囲の人に相談し頼ることをお勧めします。あなたの将来になるべく責任を持って発言してくれる人を選ぶとよいでしょう。もしそういう方が身近にいなければ、学校の教務の人や会社の人事または健康管理担当者でもよいでしょう。それらの方に紹介されたり、他に相談先がない場合は、当院のようなメンタルクリニックも一助になります。

[4]しばらくカウンセリングを行う場合

当院では心理カウンセリングを医師やカウンセラーが行うことがあります。なるべく待ち時間が少なく、かつ高すぎない金額で受けられるよう、常に工夫を続けています。一般的なカウンセリングの場合は、話を聞いたり、ちょっとしたアドバイスをしながら進めていきます。時間は一回30分~40分程度です。

また、メンタル臨床の経験を踏まえた具体的なアドバイスが役立つ場合には、その経験を活かしつつコーチングやフォーカシングなどの技法を用いたブリーフセラピーも受けられます。

心理相談室やカウンセリングルームとの違いは、担当医が診療責任を負って行っている点です。当院では、心理師(士)やカウンセラーにも、それに準じた責任をもってカウンセリングにあたるよう研修をしています。料金は、一般診療とカウンセリングルームの中間くらいです。

[5]専門的心理療法を行う場合

カウンセリングの中でも、治療としての方向性や手段をより専門的で明確に定めた形のものを当院では「専門的心理療法」と呼んでいます。主に「認知行動療法的心理療法」と「精神分析的心理療法」の2つに分かれます。

前者は、対象となる悩み方や感じ方、考え方のクセのようなものを治療者と一緒に“見える化”し、それについての対処方法や新たな考え方を検討していくやり方です。幾分トレーニング的要素が強いため、漫然と続けても変化には一定の限界があるので、15回ほどで終了します。終了後も相談を続けたい場合は、一般診療や一般カウンセリングを用いることになります。

後者は、通例、面接頻度が多いほうがよいと言われていますが、現代社会の生活では、それは現実的でないことがほとんどです。そのため当院では、面接頻度が少なくても効果が出やすいように工夫しています。

期間は決めませんが、“決まっていない期間の治療をどのように終わっていくか”を常に念頭に置きながら進めます。行う方法はとても単純で、時間を決めて定期的にお会いし、その中で治療者は極力専門的な観点で必要なことのみをお話します(これを治療的解釈と呼びます)。一方、患者さんには心に浮かんだことを極力浮かんだまま話してもらいます(ただし、これがなかなか簡単ではないことも知られています)。

精神分析的心理療法は道のりが長く、変化が分かりやすい方法ではありません。ですが、やり取りが深まるにつれ、そして終結にたどり着けるなら、人生に対するスタンスが変わるものだと言われています。性格や人間関係での困難に対して、(援助してもらいながらも)自分で乗り越えたいと希望する方に向いています。

料金の目安

当院では、上記のような相談や診療を、さまざまな方法のどれが適切か判断しながら提供するため、通常の診察料とは別に自費での予約料が必要なことがあります。

◎初診の場合

相談・診療にかかる時間によって、以下のようになります。

診療・相談時間 健康保険(3割)の料金 時間予約料(自費)
10分 2300円前後 +0~600円
30分 2500円前後 +1000~1500円
45分 2700円前後 +1500~2000円

※ごくまれですが、初診の場合でも、前医からの治療でとても安定していて、短時間で診療が済む場合があります。

◎再診の場合

一般診療や丁寧な判断をする診療(上記、[1]や[2])および、一般的カウンセリングを受ける場合([4])おおよそのかかる時間と待ち時間により以下のようになります。

診療・相談時間 健康保険(3割)の料金 時間予約料(自費)
どうしても急ぐ時 1500円前後 +600~1000円
10分 1500円前後 +0~600円
30分 1700円前後 +600~1500円
45分 1700円前後 +1500~2000円

※診察時間は数分となります。また、医師の判断によっては適用できない場合もあります。

◎休学・休職などの自宅療養を要する場合([3])

通院頻度がどうしても多く必要となるため、リハビリ中を含め、週に複数回通院している期間は、予約料を通常の場合より500~1000円低く抑えています。

◎専門的な心理療法の場合([5])

認知行動療法や精神分析療法は極めて専門的な治療法です。前者では治療計画書、後者では治療契約書を取り交わします。いずれの場合も治療者の熟練と責任、治療者・患者さん双方の労力も大きいため、当院での独自の内容として、患者さんにも治療者にもキャンセル料の規定があります。

詳細については、実際に導入を検討する際に詳しく説明したうえで、ご相談いたします。

よくあるご質問

各項目をクリック(タップ)してください。

よほど緊急性がある事態の場合、どんな道筋をとればよいか助言はできますが、当院だけで解決に応じられるわけでありません。通常は、地域の精神医療救急体制が必須です。

そうでない場合ですと、個人のプライバシー侵害や意志に反した強制はできないので、まずは周囲の方だけで相談に来られるのはどうでしょうか?(「精神衛生相談」と呼びます。完全実費負担。)

また、その方のことで相談者の方が悩んでいたり、不安になっているようであれば、相談者ご自身が患者として保険診療を受ける形に落ち着くことも多いです。

その場合、直接本人に働きかけるわけではありませんが、周囲の方が落ち着いて検討・対応できるようになり、困っているご本人の考え方などが変わってくることも時々あります。

上記に当てはまらない場合や、より複雑なケースもあるかと思いますので、お困りの際はまずお電話でお問合せください。

なお、当院の通常の初回相談よりさらにしっかり時間を確保したい方には「紹介カード」の販売も行っております。ご検討ください。

「自分の周囲の誠実な人たちがメンタルの病気や悩み事で困ったら、十分な医療や相談を生活の中で受けられる費用で提供したい」というのが、当院開設時からのポリシーの一つです。

そのために常時やり方を工夫し、ギリギリの料金調整をし続けています。また判断や相談の質を落とさず体制を維持するため、極力サービス業的な部分は廃している点をご理解ください。

保険診療では、病名を保険組合や保険庁に提示し、それが実施した相談や医療に相応しているかを審査されます。その意味で、病院にかかれば、軽いかすり傷程度のケガであれ、気持ちの悩みであれ、必ず病名(傷病名)がつきます。ただし、恐ろしい病名が多いわけではなく、「不安状態」「緊張状態」などのこともあるわけです。

現代ではこの制度が十分安定しているため、健康保険上の病名がつくことによる個人的社会的弊害は長らく聞いたことがありません(例外として、一部の一般保険に加入する際に、「一時的な」制約がかかることがあります)。ですが、どうしてもメンタル受診の健康保険履歴やそこで病名がつくことを避けたい場合は、完全実費での受診も可能です。これらも事前にご相談ください。

当院では障害者自立支援法の取り扱いは行っていません。ですが、健康保険制度での障がい者認定に基づく負担減免は取り扱えます。

ご不明な点は受診前に、自治体の担当部門に相談いただくか、電話にて当院にお問合せされることをおすすめします(障害者自立支援法を受けている疾病や症状以外についてであれば、平常の健康保険負担割合での受診は可能です)。

障がい者認定申請については取り扱っていますが、最近、現実での制度運用をご存じなく情報知識のみで申請を望まれる方が散見されます。障がい認定の実地運用は、文面だけでわかるものでも、医療・福祉・当事者いずれかだけの経験論でもわからない、とても慎重な制度だと思います。また、申請=認定ではないため、まずはご相談が必要です。

当院では生活保護の受給者の方の医療券を用いた受診は取り扱っておりません。

ですが、医療券を使用せず、生活費から受診費用を捻出される場合や、障がい者各法での治療費減免を受けずに一般の負担額で保険診療を受診される場合、完全実費での相談、セカンドオピニオンなど受診可能なケースもあります。

保護を受けている自治体担当者にも前もって相談なさると良いでしょう。

→その他につきましては、クリニック公式Facebookページや公式Twitterを御覧ください。

院長あいさつ

メンタルの問題を相談しようか迷っている方で、自分の状態や性格を慎重に考えてくれるところを探しているなら、当院はお役に立てるでしょう。
悩みの深さに関わらず、丁寧な専門的診療/相談を受けやすいよう考えながら運営しています。
院長 藤本浩之

●略歴

平成5年
千葉大学医学部卒業
平成6年
福岡県 福間病院にて主に精神科救急の研修
平成7年~
東京慈恵会医科大学 精神医学講座にて、
後期研修助手として、主に精神療法/
心理療法の研鑽を積む
平成16年~
多摩川病院 精神科診療部長
平成18年~
光洋クリニック・八重洲 院長
平成20年~
四谷麹町メンタルクリニック開設

●資格

  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会専門医・指導医
  • 認定 精神分析的精神療法医
  • 日本認知療法学会会員